マンネリを抜け出した、たった1つの習慣。寝る前の2分が夫婦を変えた

夫婦の続け方

「夫婦の絆の守り方」をテーマに、リアルな体験談を発信しているエリです。結婚20年目を迎え、2人の子どもがいます。

私たちは、どこにでもいるごく普通の夫婦です。 この20年間、楽しいことばかりではありませんでした。深く悩み、泣いた日も、本気で離婚を考えた夜もあります。

紆余曲折を経て、今ではお互いが心地よく過ごせる環境を自分たちの手で作れるようになりました。

普通の主婦だからこそお伝えできる、綺麗事だけではない等身大のエピソードを綴っていきたいと思います。


マンネリの原因は、日々の「疲れ」の中にあった

私が夫とのマンネリを感じ始めたのは、いつからだったのか、正確には思い出せません。

子どもが幼稚園から小学校低学年の頃は、とにかく毎日が時間との闘いでした。朝の送り出しから、怒涛の家事、育児、そして始めたばかりの仕事……。今思い返しても、当時の私は完全に疲弊していました。

夫は当時、家事や育児を「手伝って」くれていました。おそらく実際はもっと協力してくれていたはずですが、当時の私にはそれを感謝する心の余裕すら、残っていなかったのだと思います。

気づけば、夫への気持ちは結婚当初とは全く違うものに変わっていました。

交わす会話といえば、「夕飯何にする?」「お風呂お願い」「ゴミ出してきて」といった事務連絡ばかり。関係が悪いわけでも、ケンカをしているわけでもない。ただ、子どもと生活を回すことだけで精一杯の毎日でした。

夜、子どもたちが寝静まった後のリビング。 隣に座っているのに、お互いに見つめるのはスマホの画面だけ。テレビの音だけが静かに流れる空間が、いつしか私たちの「普通」になっていました。

「このままじゃいけない」

そう焦ってはいたものの、当時の私は「旅行に行けば変わるかな」「ちゃんと話し合わなきゃダメかな」と、どこか大がかりな解決策ばかりを考えていたのです。


始めたのは、拍子抜けするほど小さなこと

そんな私が、ある夜ふと思い立って試してみたのが、「寝る前に、今日あったことを何か1つ質問する」ということでした。

きっかけはもう覚えていません。軽い気持ちだったと思います。

子供が寝静まってから、夫に声をかけてみました。

「ねえ、今日何かあった?面白いことあった?」

夫の反応は「え、急に何?」という感じで、正直かなり微妙でした(笑)。

そこで、まずは私から。
「今日ね、スーパーで好きなお菓子が半額だったんよ!2個も買ってしまった(笑)」

「……そんなこと?」

夫は苦笑いしながらも、私のくだらない話につられるように、しぶしぶ「まあ、今日は仕事が早く終わったかな」と返してくれました。

時間にすれば、30秒にも満たないやり取りです。でも、事務連絡ではない夫の「今日」を、本当に久しぶりに少しだけ聞けた気がしました。


「私、愛されてる?」と悩んだ日々を超えて

最初の1日目、2日目は、私から声をかけて夫がぽつりと答える、ただそれだけでした。子どもを交えれば普通に話せるのに、なぜか夫婦二人きりになると会話が途切れてしまう。そんな重い空気が流れていました。

変化が訪れたのは、3日目の夜。 先に口を開いたのは、夫のほうでした。

「今日、職場でこんなことがあってさ。ちょっと嬉しかったんだよね」

内容は、どこにでもある普通の雑談です。でも、私たちはそんな「よくある会話」すらできない時期を過ごしていました。 出かけるといえば生活用品の買い出しだけ。デートなんていつしたかも思い出せない。

「私、もう愛されていないのかな……」

一度そう思い始めると、そのことばかりが頭を巡り、夫の愛情を感じられなくて本当に辛い日々でした。だからこそ、夫が自分から日常を話してくれたことが、たまらなく嬉しかったのです。

習慣を始めて1週間が過ぎたころには、会話が少しずつ長くなっていきました。「今日あったこと」から派生して、「そういえばあの人、最近どう?」「子どもが今日こんなこと言っててね」と、業務連絡ではない、血の通った会話が自然と生まれるようになっていきました。

そして1ヶ月が経ったころ、ふと気づいたことがあります。

夫が帰宅したとき、前よりも優しく夫の顔を見つめている自分がいること。 そして夫も、「今日さ」と自然に話しかけてくれることが増えていること。

新しい何かが変わったというより、大切だった「何か」が、私たちの元に戻ってきた。そんな温かい実感が、そこにはありました。

小さな一歩が、夫婦の未来を変える

夫婦のマンネリを解決するために、旅行も、深刻な話し合いも必要ありませんでした。

必要だったのは、寝る前のたった2分間。 「今日、何か面白いことあった?」という、拍子抜けするほど小さな問いかけだけだったのです。

夫婦といえども、もとは他職種で違う時間を生きる他人同士。 忙しい毎日に追われていると、お互いの「今日」が見えなくなり、心の距離も少しずつ離れていってしまいます。

もし今、「夫との関係がなんだか冷え切っているな」「何を話せばいいか分からない」と悩んでいるなら、ぜひ今夜、寝る前の2分だけ時間を作ってみてください。

最初はそっけない返事しか返ってこないかもしれません(我が家のように!)。 でも、その小さな2分の積み重ねが、いつか見失っていた温かい日常を連れて帰ってきてくれるはずです。

あなたの夫婦の時間が、今夜から少しだけ優しいものになりますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


タイトルとURLをコピーしました